黒木 智子は谷川ニコによる漫画作品《私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(またの名を『喪女』)およびその派生作品の登場キャラクターであり、ヒロイン。
物語の主人公で、高校1年生になったばかりの女子生徒。いつも無造作に散らばった長い髪を垂らし、疲れ切ったクマ様子で人に会う。普段はアニメを見たり乙女ゲームをしたりするのが大好きだが、若者の流行り事には全く興味がなく、正真正銘のオタク女子。対人コミュニケーションが苦手(特に男子生徒と話すのが苦手)で、他人と会話をする時は、いつもわけもなく非常に緊張し、おどおどしてしまう。本人の内心ではクラスメイトに受け入れられ、認められたいと願っているが、ずっと冷遇され無視されているため、基本的には一人で行動している。他人から注目されない自分を慰めるため、心の中では他人や物事に対して否定的で冷笑的な批判を抱くことが多い。よく突拍子もないことや決断をするが、そのたびに裏目に出てしまう。内面は非常に繊細で心優しい良い子なのだが、普段の振る舞いではいつもどこか抜けているように見える。
小学生の頃は弟の智貴と仲が良く、一緒に遊んだりテレビを見たりしていたが、もこっちの性格が調子に乗りやすく、特に中学に上がってからはうざくて口うるさくなったため、智貴はますます彼女に耐えられなくなり、姉への態度も次第に悪くなっていった。それが現在の状況を招いている。しかし、智貴はもこっちの煩わしいところを嫌っているものの、姉のことは気にかけている。
中学時代にゆうちゃんや小宮山と知り合い、三人は一時期、固定で一緒に行動する三人組だった。しかし、もこっちが小宮山を嫌っていたことや、小宮山が中学3年生の時に彼女たちと別のクラスだったこともあり、もこっちはゆうちゃんを中学時代唯一の友達だと思い込み、小宮山の存在を忘れていた。
また、もこっちは中学時代に標準的な中二病を発症し、数多くの黒歴史発言を残している。ゆうちゃんに対して自分は武器商人になりたいと言ったことは、彼女が思い出したくない記憶である。
高校に進学すると、もこっちは女子高生という存在が魅力に満ち溢れていると信じていたため、充実した楽しい高校生活を送ろうと試みた。
しかし、高校1年生の間、彼女の学校生活は順調ではなく、学校で友達を一人も作ることができなかった。最も頻繁に連絡を取り合う同年代の相手は中学時代の友人であるゆうちゃんであり、他にも様々な災難に見舞われ、挫折を味わうこととなった。
しかし、高1の文化祭の中で、彼女は1学年上の先輩である今江恵美と知り合う。その後、着ぐるみを着た先輩から励ましの抱擁を受けたことは、彼女の高1時代における数少ない温かな経験となった。
高2に進級すると、席替えの影響で、隣の席になった根元陽菜が自ら進んでもこっちに挨拶をするようになり、学校での話し相手となった。また、もこっちは中学時代の知人である小宮山琴美とサイカイ、彼女とライバル兼友人のような関係を築いた。
高2の第2学期に入ると、もこっちもついに修学旅行という、ずっと不安で恐れていた行事を迎えることになる。一緒にグループを組む友達がいなかったため、彼女はなんとか先生に頼んでグループを組ませてもらおうとしたが、先生の配慮によって班長に任命されてしまい、旅行中の行程管理などの雑務をこなさなければならなくなった。
修学旅行の間、もこっちは班員となった吉田茉咲と田村ゆりの二人と行動を共にした。当初は不安でいっぱいだったが、何度かのやり取りを経て、三人は親密な関係へと発展した。そのため、修学旅行が終わった後も、吉田と田村は時折もこっちに話しかけに来るようになり、修学旅行を境にもこっちの学校生活はそれほど寂しいものではなくなった。
その後、もこっちはある事情から、根元陽菜が声優を目指しているという夢や、リア充な言動の裏に隠された一面を知ることになり、陽菜とも以前より奇妙な関係へと発展した。
高2の第3学期になると、3年生たちが卒業を迎えることになり、その中には何度ももこっちを助けてくれた今江恵美も含まれていた。そこでもこっちは、今江先輩に別れの挨拶をし、感謝を伝えることに決めた。そして先輩が卒業した後になって初めて、
高校3年生に進級した後、もこっちは学校の多くの知人と同じクラスになった。クラスでの自己紹介の際、もこっちは高2の生活を経て大きく成長しており、本来は普通に自己紹介を終えるつもりだったが、そこで陽菜と張り合うことになり、自己紹介で「彼氏募集中」宣言をしてしまう。一方、陽菜ももこっちに刺激され、自己紹介で自分の声優の夢を公表することを決意。二人は互いに影響し合いながら、3年生としての生活をスタートさせた。
「もこっち」というあだ名はゆうちゃんによる呼び方に由来するが、これは本来「智子(ともこ)」の愛称に過ぎず、喪女とは無関係である。
しかし、喪女の日本語の発音は「もじょ」であり、「もこっち」の最初の文字と同じであるため、中国語翻訳の際に両者を組み合わせて「小喪」と訳された。
念のため注意しておくと、作中で彼女が喪女であることを前提に「もこっち」という愛称を使っている人物はいない。
喪女の要素を考慮しないのであれば、「もこっち」は「小智」と訳すのがより適切だろう。 しかし「小智」という名前は多すぎるため、「小喪」と訳す方が識別しやすい。
漫画公式サイト:http://www.ganganonline.com/comic/watashiga/index.html
アニメ公式サイト:http://www.watamote.jp/index.html