| 「俺みたいな人間は、苦味を感じる資格なんてないんだ。」 | またぼっちになるなんて絶対に嫌!私は送るんだ、最高の高校生活を! | 「俺みたいな人間は、信仰を持つ資格なんてないんだ。」 |
甘織れな子(日本語:
過去玲奈子はかつては陰キャではなく、むしろ非常に前向きで、小学生の頃は塾で知り合った皆口香穂と仲が良かった。しかし、中学時代にある女子生徒の誘いを断ったことでグループから孤立し、中学生活を通じて新しい友人ができず、陰キャな性格になってしまった。 本来なら孤独な中学生活を送るはずだったが、小学校時代の同級生のSNSを見て、かつての友人が充実した生活を送っていることを知り、高校で変わることを決意する。妹の遥奈による大改造と勉強への努力の結果、知り合いのいない高校に合格し、最高の親友を作る高校生活を送ることを決めた。 小説第1巻中学時代を一人で過ごした玲奈子は高校デビューして陽キャになることを志し、王塚真唯と友人になり、彼女のグループに加わることに成功した。2ヶ月後、陽キャのペースに耐えられなくなった玲奈子は屋上で一息ついていたが、真唯は玲奈子が飛び降りようとしていると勘違いして助けに来る。二人が一緒に木の上に落ちて本音で語り合った翌日、玲奈子は真唯から告白される。恋人ではなく友人関係を望む玲奈子は、最終的に真唯と「ある日は恋人、ある日は友人」という関係を築き、恋人と友人のどちらが良いかを競うことになる。しかし、玲奈子が真唯の親友であることの素晴らしさを証明しようとしても、真唯は友人関係だけでは満足しなかった……。 真唯の攻勢にさらされ、一緒にお風呂に入り、さらにはファーストキスまで奪われ、玲奈子の心境に変化が生じ始めるが、真唯は仕事でしばらくパリへ行くことになる。玲奈子は瀬名紫陽花と遊びに出かけ、その後紫陽花を自宅に招くが、予定より早くパリから戻った真唯が突如玲奈子の家の前に現れる。妹の甘織遥奈が紫陽花を送り出した後、真唯は玲奈子を強引に押し倒すが、戻ってきた遥奈に目撃されてしまう……。玲奈子は真唯の頬を叩き、彼女を追い返した。 その後、真唯の悩みを聞き、さらに真唯から関係を迫られた琴紗月が玲奈子に話し合いを持ちかける。紫陽花から得た情報も合わせ、玲奈子は以前真唯と行った赤坂のホテルに駆けつけると、真唯が自分に告白してきた人たちを全員招待して婚活パーティーを開こうとしていることを知る。真唯は、自分を好きではない玲奈子を強要し傷つけたと自責し、本当に好きではない相手と付き合うことで自分を罰しようとしていた。パーティーが始まる直前、玲奈子は真唯のもとに駆けつけ、説得とキスで自分の想いを伝え、二人は仲直りする。婚活パーティーは中止となった。玲奈子はやはり真唯と恋人になることは選ばず、親友兼恋人である「恋友(れんゆう)」関係になろうとするが、恋人関係に固執する真唯が満足するはずもなく、新たな勝負が始まった……。 小説第2巻真唯の言葉が原因で彼女と冷戦状態にあった紗月は、れな子に真唯への復讐を宣言し、れな子に告白する。紗月の復讐とは、れな子と2週間付き合って真唯にダメージを与え、その後に真唯と仲直りすることだった。れな子はこれを承諾し、二人は恋人ごっこの日々を始める。紗月とれな子の親密な関係から、真唯は紗月が何かを企んでいることに気づくが、最終的にれな子が戻ってくるなら真唯は構わないと考えていた。 れな子が遥奈と出かけた際、紗月がアルバイトをしているのを見つける。その後、紗月の家までついて行ったれな子は紗月の母親とも会い、紗月の意外な一面を知る。れな子は紗月の家に一晩泊まり、 冷戦状態を終わらせるため、真唯は砂月と話し合うことを決める。真唯、砂月、れな子の三人の話し合いの中で、砂月は真唯への好意を否定し、真唯はそれを主張し、二人は言い争いになる。ついに砂月は切り札として、れな子と付き合っていることを明かし、れな子とのキス写真を見せつける。れな子が「お試し」だと説明しても、真唯はれな子の「浮気」に大きなショックを受け、砂月は勝ち誇る。将来のれな子の帰属を巡り、真唯と砂月は勝負することになり、れな子も「自分が勝てば関係は現状維持、かつ二人は仲直りする」という条件で対決に参加する。 対決種目はれな子が提案したFPSゲーム。砂月は練習のためにれな子の家を訪れ、自ら進んでれな子にキスをし、そのまま泊まっていく。試合は二本先取制。真唯とれな子がそれぞれ一勝した後、真唯に勝てないプレッシャーから砂月はトイレに立つが、れな子にキスをして調子を取り戻す。第三試合、砂月は真唯との過去や想いを語ることで隙を見せた真唯を倒すが、砂月がどれだけれな子を好きか語っても、れな子が砂月を倒すことには影響しなかった……。結果、れな子が勝利し、真唯と砂月も仲直りした。 小説第3巻夏休み、紫陽花はれな子を自宅に招待する。れな子は紫陽花が二人の弟に対して怒る姿を目にし、弟たちの世話に対する彼女の悩みを感じ取るが、それを見られた紫陽花は落ち込んでしまう。帰宅後、れな子は紫陽花から電話を受け、彼女が翌日に家出することを知る。紫陽花を守り、寄り添うため、れな子は彼女に同行し、共に出発の電車に乗り込む。 紫陽花の旅行の目的地は温泉旅館だった。費用を全額負担しようとする紫陽花に対し、割り勘を主張するれな子は卓球で勝負を挑み、その中で二人は互いの考えをより深く理解し合う。結局、試合は紫陽花が優勢だったが、れな子の割り勘の要求を飲む代わりに、れな子は紫陽花と一緒に露天風呂に入ることになる。 翌日、なかなか起きようとしない紫陽花はれな子に甘え、れな子お姉ちゃんの妹になると言い出す。 夜、三人はお祭りへ行き、れな子が席を外している間、真唯は紫陽花に自分はれな子が好きだが、まだ付き合ってはいないと告げる。真唯は紫陽花もれな子が好きなのかと問い、他人を傷つけたくない紫陽花は自分の感情を抑えようとするが、戻ってきたれな子を見て、自分がどれほどれな子を好きなのかを悟る。 旅館に戻り、三人は一緒に温泉に入り、翌日それぞれ帰路につく。駅で紫陽花がれな子に伝えようとした想いは電車の音にかき消されてしまう。紫陽花は無事に帰宅し、その後れな子の家を訪ねるが、その後の紫陽花の涙がれな子の気を引き、れな子は真唯に相談の連絡を入れる。 紫陽花は真唯に自分が確かにれな子を好きであることを伝え、真唯も紫陽花のれな子への告白を後押しする。公園で紫陽花はれな子に告白し、傍にいた真唯の予想に反して、れな子は紫陽花の告白を受け入れる。 小説第4巻つい紫陽花の告白を承諾してしまったれな子は混乱に陥り、最終的に紫陽花に一ヶ月の猶予をもらってから返事をすると約束する。学校が始まり、れな子は依然として悩みの渦中にいた。 古い写真を見ていたれな子は、小学校の塾時代の親友である皆口香穂――陰キャで眼鏡の少女――が、おそらく小柳香穂であることに気づくる。翌日の昼休み、れな子は香穂に写真の人物かどうか尋ねるが、れな子に脅されていると勘違いした香穂は人類最古の兵器である石を手にする。しかし、れな子の説明を聞いて放課後に改めて話すことを約束する。香穂はれな子のことを忘れておらず、二人は語り合った後、れな子は自分を好きな真唯と紫陽花のどちらか一人を選べない悩みを打ち明けるが、それを自慢話だと受け取った香穂と喧嘩になってしまう。 二人の関係が険悪になって数日後、れな子は香穂と紗月が言い争っているのを目撃する。香穂はれな子に謝罪し、紗月に頼もうとしていた仕事をれな子に振り、最終的にれな子は香穂の家に連れて行かれる。その仕事とは香穂とペアでのコスプレ撮影だった。撮影当日、撮影会に気後れするれな子だったが、なんとか撮影を終える。人見知りの激しいれな子のために、香穂は大量のASMRを録音し、れな子を催眠状態にして自己肯定感を高めさせ、二度目の撮影会を成功させる。 その後、香穂はれな子をラブホテルに連れ込み、お祝いの女子会を開き、一緒にお風呂に入る。しかし、香穂がコンタクトレンズを外すと、陽キャのコスプレを維持できなくなってしまう。香穂は幕張のコスプレサミットへの参加を打診されるが、断ろうとする香穂をれな子が説得する。 真唯はれな子と紫陽花をデートに誘うが、理由をつけて欠席する。れな子と紫陽花は遊園地で一緒に遊び、れな子も真唯と紫陽花との関係に決着をつける決意を固める。 香穂はコスプレサミットへの参加を決め、れな子にペアでの出場を依頼する。れな子は最終的に承諾し、二人はステージに立つことになる。当日、紗月は別の人とチームを組んでおり、れな子はステージを前に物怖じし、コンタクトレンズを見失った香穂は自信のない以前の陰キャに戻ってしまう。劣等感に苛まれる香穂に対し、れな子は香穂の魅力的な容姿を指摘して自虐をたしなめ、本当にやりたいことをやるよう諭し、最終的に香穂と共にステージに立つ。結果は芳しくなかったが、香穂は満足げだった。 紫陽花も会場に来ており、真唯がイベントの最後にスピーチをすることになっていた。真唯が紫陽花をステージに上げた際、紗月、紫陽花、香穂に背中を押され、れな子もステージへ上がる。そこで、真唯が自分と紫陽花をくっつけようとしていることに気づいたれな子は勇気を振り絞り、真唯と紫陽花に「三人で付き合いたい」と告げる。こうして、れな子は紫陽花と真唯という二人の恋人を同時に得ることになった。 |